タグ別アーカイブ: カウンセリング

自分の人生に失礼のない生き方をする ①

自分の人生に失礼のない生き方をする

 

 

 もくじ

 1. どのように生きていますか?

 2. 何が失礼で何が失礼ではないのか?

 3. 自分に失礼のないように生きるには?

 4.まとめ

 

1. どのように生きていますか?

 

スティーブ・ジョブズのスピーチに、

『毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる』

という一節があります。

禅では、

『一日暮らし』

という言葉があります。

 

過去も未来もなくその日一日のみを生きるという意味

 

 

過去に縛られてしまい、将来に希望を見いだせない

今を生きているのに過去に振り回され、来てもいない未来を案じる

そして今しか見ずにその瞬間だけに享楽にふける。

 

そんな人生を歩んできたかのように思っていました。

豊かな暮しを求めて一生懸命に働けど、不安は大きくなる一方で

サラリーが増えることと比例してそれを失う不安や自分を殺していく

生活をするようになっていったんです。

 

 

そうしていなければ価値のない存在であるかのように。

 

 

そんな泥の中を進むような人生に転機が訪れたんです。

 

リーマンショック後に自分を可愛がってくれた元上司がなくなり

その後に自分が会社で管理職になり、その元上司のようになりたいと

一生懸命になっていたときにその時の上司との関係がうまくいかず

心を病むような状態になってしまっていたんです。

 

ある日のこと、前の部署の部下が突然の病気で亡くなったのです。

亡くなる前にICUにてその部下に面会できたのですが

機械によって生命を維持しているその姿は衝撃的でご家族に対して

かける言葉を失い、ただただ頭を下げるしかなかったんです。

 

そのときに自分の中から声が聞こえたような気出したんです。

それは、

 

(このままでいいの?)

 

(お前はまだ手も足も動くんだぞ)

 

今にも消えそうな命の前に対してものすごく失礼な気がする、

そして自分に対してもとんでもな失礼なことをしている、

そのような思いに駆られたのです。

 

この体験がきっかけで心理の世界に飛び込むことになったのですが

その心理学の講座でこの詩に出会いました

 

Tomorrow never comes

(最後だとわかっていたなら)

 

作:ノーマ・コーネット・マレック 訳:佐川 睦

 

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても わかってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたなら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして わたしたちは 忘れないようにしたい

若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

 

 

当時は子供の不登校、妻との関係、仕事の人間関係で

苦しんでいた中で心理学を学びこの詩に出会い

 

(そういえば、おはようも言っていないな)

 

そこに気づいたときに自然に、

 

『おはよう』

って言えていたんです。

 

 

それは会社でも同じで、

 

『ありがとう』

も同時に心から言えるようになっていたんです。

 

 

他人に対しても自分に対しても粗末に扱っていた人生が

その瞬間から人にも自分にも失礼のないように生きようと

決め今に至っているんです。

 

みなさんはどんな生き方をしていますか?

 

 

 

次回へ続く。

 

  • 無料メールマガジン 心理学から絵本の話まで

    岡田メルマガ

    申し込みはこちら

    読者登録はここをクリック

これから心理学を学ぼうという方へ

これから心理学を学ぼうとする方へ

 

これから心理学を学ぼうとする方へ

この話は臨床心理士を目指す方が対象ではありません。

 

所謂、心理カウンセラーと呼ばれる民間、協会資格のことで

精神科医の話ではありません。

 

まず私も混乱していたのですが、

『心理学』って辛い悩みを解決してくれるものなのだと思っていましたが

実はそれは『心理療法』というモノで『心理学』の中から生まれた

技法、理論なんです。

 

そしてこの話を書くのには誤解を解きたいという思いがあります。

 

私が心理学を学び始めた(独学で)のは2012年からなのですが

心理学を学び始めたと周囲に伝えてみたら、

 

 

『あいつ、終わったな・・・』

 

 

と言われました。

(陰口でも、面と向かっても)

 

私も昔はそのような偏見を持っていたので

(まぁ仕方がないな・・・)

 

なので、ちゃんと『心理学(サイコロジー)』、『心理療法(サイコセラピー)』を学ぶ

必要があると思った次第であります。

 

では『心理学(サイコロジー)』と『心理療法(サイコセラピー)』を説明していきましょう。

 

心理学(サイコロジー)って?

 

調べると難しい言葉がいっぱい並んでいますが要約すると、

『行動や意識を研究する学問』

ということです。

フロイトやユング、最近ではアドラーなどが有名ですね。

心理療法(サイコセラピー)って?

 

心理療法(サイコセラピー)と調べてみると、

物理的な科学的な手段に拠らず、対話や訓練を通して

認知、情緒、行動の変容をもたらすことで精神的健康回復、維持を

図ろうとする技法や理論のこと

だそうです。

 

この心理療法には『クライアント中心療法(傾聴など』』や『ゲシュタルト療法』

などがあります。

簡単に書くと、人の話をちゃんと聴くとか立場を変えて客観視するなど

悩みを解決するための技法なんです。

 

なのでアロマセラピーやマッサージのようなものは心理療法とは別のモノだということなんです。

(リラックス効果などセラピーとしては別カテゴリーという意味です)

 

なぜ怪しく感じるのか?

 

なぜ怪しく感じるのか?

 

1.心理というと目に見えないので怪しい?

2.精神という文字が怪しげな感じ?

3.人をコントロールする道具?

4.隠しておきたい心が見透かされる?

5.心を病む=弱い人

 

他にもあるかもしれませんが、少なくとも私はこのように思っていました。

 

『自分には関係ないこと』

 

そのような思いも拒絶とまでは言いませんが受け入れがたいもの

であるとしているのではないでしょうか?

 

 

また、精神的なモノを病気と捉えると違うとらえ方をされがちで

病気=薬などによる治療を想像するのが容易でありこれもまた

誤解を生じやすくさせているのかもしれません。

 

それ以外にも、セミナーと称したよからぬ事件も誤解を生むのに

拍車をかける様な出来事も起こっているからだと思うのです。

 

それに昔から弱音を吐くな、頑張ればなんとかなるという根性論を

子供の頃から植え付けられてきた私たち同世代は悩みを持つことが

弱い、悪いをイメージしそれらを隠そうとしてきたのだともうのです。

 

そんな自分を見せたはいけない

そんな自分は恥ずかしい

 

このようなモノが心の奥底にあると無意識に抵抗を生んでいるのかもしれません。

 

心理学、心理療法=生きる知恵

 

心理学、心理療法は生きる知恵

 

ほとんどの人が事後処理と考えてしまいますが、実はそうではなく事前予防や

対処療法にもなり、悩みや苦しみを解決するためだけで活用するにはその効果の

半分にも満たないものなんです。

 

 

実際には悩んでいるときに使う技法が多いのですが

ビジネスシーンでも日常でも本当に役立つ技法がたくさんあるんです。

逆に日常で使えない技法なんか特別な時に使えるわけがないんです。

 

例えばウォルト・ディズニーは3つの部屋というモノを使って

アイデア出しをしています。

これはゲシュタルト療法のエンプティ・チェアという技法と同じことをしています。

 

それ以外にも話を聴き方は、人間か関係を構築する、改善するのに

最適な技法もあります。

 

コミュニケーションが円滑になることで、親子、男女、仕事面で

優位に働くとしたら誰もが喜んで学ぶと思うのです。

 

それゆえに、心理学や心理療法は治療のためだけではなく、

よりよく生きていくための知恵がたくさん詰まっているのだから

生きていくための知恵として受け入れればいいんです。

 

 

最後に・・・

 

もしこれから心理学・心理療法を学びたいと考えている方は

生きていく知恵を学びに行くと思ってください。

 

もしかしたらもうすでにその知恵を手に入れているかもしれませんけどね。

 

 

私もカウンセリングやっています!

生きていくためのモノを一緒に探すお手伝いしています。

詳細はここをクリック

 

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

無料メールマガジン 心理学から絵本の話まで

岡田メルマガ

申し込みはこちら

読者登録はここをクリック