タグ別アーカイブ: 生き方

相手に伝わる上手な話し方①

相手に伝わる

上手な話し方①

 

 

もくじ

 

1.はじめに・・・

2.聞き上手は話し上手?

 

1.はじめに・・・

 

日本人は言葉よりも相手を慮って

心を汲むという習慣があります。

ノンバーバル・コミュニケーション(非言語交流)はアジア圏で多く

バーバル・コミュニケーション(言語交流)は欧米、欧州が主となります。

 

言葉で気持ちを伝えることが少ない日本人は話すことも

聞くこともそのため苦手になってしまったのかもしれません。

 

なので心を汲んだつもり、相手はわかっているだろうという

意志の齟齬がしばしばトラブルのもととなってしまいます。

 

そこで今回お伝えする内容は相手に伝わる上手な話し方です。

 

 

聞き上手は話し上手なんて言葉がありますが

なぜ聞き上手が話し上手なのでしょうか?

 

私もはじめは話すことも聞くことも下手くそで

非常に苦労しました。

 

そんな苦労して会得した話し上手聞き上手の方法をお伝えしようと思います。

そもそも『話す』といっても

・1対1で話す(言葉のキャッチボールというやつ)

・大衆の面前で話す(一方的に話すスピーチ)

・グループで話す(意見を交わす)

このように分かれるのではないかと思うのです。

 

今回の話は1対1とグループで話すにフォーカスしています。

(スピーチは別の機会に)

 

2.聞き上手は話し上手?

 

さて、聞き上手は話し上手というのは本当なのでしょうか?

例えば、落語のように面白くわかりやすく話をしてくれる人がいたとします。

会話の割合が8:2でほぼ話しっぱなしの場合この方は話し上手は聞き上手でしょうか?

実はこれだけでは判断できないんです。

時と場合によってはこのような起こりえるからなので

もし2人きりでいて何も会話が弾まない無言状態だったとしたら

この方の評価は変わるはずなんです。

 

ではこれとは逆に聞くだけで何も言わない場合

聞き上手は話し上手でしょうか?

 

これもまた状況によって大きく変化します。

カウンセリングの技法ではほぼ聞き役になり

話すことは2:8くらいに変化します。

 

つまり、シチュエーションによって変化するのですが

この際にうまく対応できないときに話下手、聞き下手の

状況に陥ってしまうことがあるんです。

 

 

私の経験ですが、

人前で話すのがとても上手な上司がいました。

けれどその方は人の話を聞こうとしない人なんです。

 

話の途中で、勝手に合点がいったようで切り上げてしまいます。

そんな方とのコミュニケーションはストレスがたまる一方で

この人とは本音を話すことができない!

と思い薄っい上辺だけの会話をするようにしていました。

 

なので肝心なことも必要最低限でしか話さないので

相手もそれを思って疎ましく思っていたのではないでしょうか。

 

 

だから相手に投げかける言葉は非常に不愉快なものが多く

顔は薄ら笑いを浮かべて同意したような言葉で反応し

心では嫌悪しか残らないようなものでした。

 

 

こんな意味のないコミュニケーションは疲れるので

さっさと捨ててしまえばいいのですが

相手がいることなのでそこが困難といえるのかもしれません。

 

 

ですが、そんな場合でも相手にうまく伝える方法を

してきたのでもしこのような場面に遭遇している方や

そのような場面に遭遇したときに使える方法があると

そこまで苦労せずにいられることを知っていてもらいたいと

思っています。

 

 

ではさらに突っ込んだ話をしていこうと思いますが

続きは次回のお楽しみ。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

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しあわせは自働

しあわせは自働

 

『しあわせは自働』

今回はしあわせについて考えてみましょう。

誰もが等しくしあわせに成りたいと願っていますが

じゃぁ、どうやってなればいいの?という疑問が

湧いてきます。

 

私が今まで体験したことや学んだことをまとめて

お伝えしていこうと思います。

 

もくじ

1.しあわせって何?

2.お金や地位や名誉では手に入らないもの

3.しあわせは自働

 

1.しあわせって何?

 

幸(しあわせ)の漢字には手かせの由来があります。

その手かせを外されるということから転じて『しあわせ』となったと

伝えらえています。

 

『幸』という漢字の由来が拘束(手かせ)を意味しているため

『欲しがりません、勝つまでは』

という言葉があったように何故か苦労しないと手に入らないような

イメージを刷り込まれまた、

 

我慢の先にあるもの → しあわせ

というベクトルも作られたのかもしれません。

 

そもそも他人に与えられた使役がしあわせをもたらすのかさえ疑問ですから。

そういった意味では苦労(拘束)から解放される

ということでそこに落ち着いているのかもしれませんね。

 

 

そのしあわせは太古より『の思想が多くあり

様々な考え方があるため、

これだ!

という『しあわせ』は見つかりません。

 

また一方では

 

快楽=しあわせ

を否定しているものもありますが

それは意味をはき違えているためであって本来

『快楽』は心地よい楽しみであって

『官能的な欲望』はしあわせとは異なることを理解しなければなりません。

 

 

でも、しあわせってもう一つあります。

 

仕合わせ

 

中島みゆきの『糸』に出てくるしあわせは

この漢字を使います。

 

意味は、『めぐり合わせ』や『運命』そして『事の次第』『始末』

という意味を持っているそうです。

 

 

2.お金や地位や名誉では手に入らないもの

 

さて、『幸せ』と『仕合わせ』この2つですが

どこでどうしたら手に入るのか?

 

お金や名誉や地位が手に入ったら『幸せ』『仕合わせ』が手に入るのか?

もちろんあるに越したことはないのですが

手に余るほどのものを手に入れたらそう感じるのか?

 

私も貧乏を経験しがむしゃらに働いて

出世して給料もそこそこもらっていましたが

しあわせを感じることはありませんでした。

 

それよりもその状況を失うことを恐れていましたから。

 

突き抜けてしまえばしあわせなのかもしれませんが

ホイットニーヒューストンやマイケルジャクソン、小室哲哉を

見てみるとお金、地位や名誉がしあわせだったのだろうかと

疑問を抱くのでありますけどね。

お金を稼ぐこと、名誉や地位を手に入れること自体は

できるならすればいいし手に入るのであれば手にすればいい

けれどそこがゴールだとしたらちょっと設定を変えて

見直しをかけてはいかがかと思うのです。

 

 

3.しあわせは自働

 

この『自働』という文字はトヨタ生産方式に使われていますが

機械化や省人化の意味ではなく『自らの働き』をさしています。

 

 

『しあわせは成るのではなく、感じるもの』

なぜしあわせに成るのではなく感じるものなのか?

それは、しあわせの定義が曖昧な上、なりたくてもなれるものじゃないんです。

 

これは不幸も同じでなるものではなく、感じるものなんです。

 

 

物質的なものに満たされた日本で不幸と感じるのは

その環境ではなくその人がその状況を不幸と意味づけするから

なんだと思うのです。

 

 

しあわせの国ブータンは

『しあわせは自分の心が決める』

そうです。

足りるではなく当たり前に暮らせるしあわせに

感謝をしているそうです。

 

 

何かの容器の中の量で足りる足りないをしてしまうと

足りないに目を向けたときとてつもなく不安を感じてしまい

もっともっと、まだまだと欲求のゴールが遠のいてしまう

からなのだと思うのです。

 

 

今あるものに目を向けたとき

感謝が生まれ、それがしあわせを感じること

だと思うのです。

 

自らがそのことに働きかけるから

しあわせは自働

といえるのだと思うのです。

 

 

誰かが与えてくれるものでもなく

誰かの物差しで測るものでもなく

自分の感じ方で決めるからこそ

自働なんですよ。

 

 

最後に質問です。

目の前にあるもので無くなったら困るものは何ですか?

 

 

無くなったら困るということは

今、そこにあることに気づくことができますよ。

 

 

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悩みや不安が味方になる方法③

悩みや不安が味方になる方法③

 

前々回のお話はこちらから

前回のお話はこちらから

 

仕事や人間関係の悩みや不安を感じたことはありませんか?

悩みや不安の大小は人それぞれなのですが『悩むこと』、『不安に感じる』は

誰しもが持っていることだと思うのです。

 

そこで『悩み』や『不安』を消し去るのではなく味方につけてしまおうという話です。

 

悩みや不安が味方になる方法③

 

もくじ

  1. 何を学び、何を得たのか?

  2. おかげ様

  3. 悩みや不安が味方になる方法

 

 

1. 何を学び、何を得たのか?

 

物事には表と裏があります。

それに似たように善とがありますが

これはそのときの自分の立ち位置によって変化する

曖昧なものなんです。

 

『転んだ』

という事実を

 

転ぶようなドジで間抜けな自分

と受け取るか

 

 

 

どこか気が抜けているから注意しろという意味だなと

受け取るはそのときの状況によって変わってしまうんです。

 

 

 

 

けれど、転んだという事実をどのように受け取るかは

自分にゆだねられた優位いつの決定事項なんです。

 

 

今から10数年前に起きたことです。

 

 

当時私は仕事でかなり思い上がっ傍若無人な状態でした。

(上司とは口喧嘩、態度もなめ切っていた)

実際、スキルも知識も他よりも高かったと思います。

 

 

そんな不遜な状態の中で起こったことは今までに経験をしたことがないような事故でした。

 

当時シフトのリーダーをしていたのですが

自然災害により工場内の設備がほぼ壊れてしまうような

事故が発生したんです。

 

その現場に駆け付けたとき呆然と立ち尽くし

何もできない自分がいたんです。

(手の付けようがないほどのことだったので)

 

 

がむしゃらに突っ走ってきて一生懸命に

身に着けたスキルも知識も全く役に立たず

自分が大切に抱えていたプライドが崩れてしまったんです。

 

 

(終わった・・・)

 

リーダーとして

オペレーターとして

 

 

あぁ、これでクビだな・・・

 

 

そう思っていました。

(そうでなくても配置転換されるだろうと思ってました)

 

 

 

だから後始末はしっかりとやろう

自分の責任なんだから・・・

 

 

片付けからなにからいろいろなことしました。そうすことしかできなかったので。

 

ですがこれが次へつながることになるとは

思ってもみなかったんです。

 

 

思いあがった状態から自分がまだまだだということ

そしてまだ学ぶ出来ことがあること

もう一度初心に帰って一から学び直し

二度とこのような事故が起きないようにすること

 

自分と同じように苦しむ人が出ないようにすること

 

 

それがこのときに起こった事故から得た教訓だったんです。

 

 

2.おかげ様

 

がむしゃらに仕事を学び直しその中で英語の壁にぶつかり

上司との関係で苦しみそれでもそれを乗り越えた先に

見つけたものがあったんです。

 

英語ができずサポートしてもらえず自力で何とかしなければならなかった

プロジェクトを陰で馬鹿にする連中に訓練をさせる必要があった

会社の大掃除、緊急訓練、人員採用面接、新規事業の参加

 

ふと気づくと悩みや不安を抱えて一所懸命やってきたのに

あるとき結果が追い付いていたときがあったんです。

 

 

プロジェクトの成果で10数年前と同じような事故を

最小限に防ぎ、監査ではNo.1になっていた。

 

苦手な英語だったけれどプレゼンを英語でやってアメリカ人がうなづいていた。

 

 

その瞬間目の前の景色が一気に明るくなり

さらには視野も広がったような感覚にとらわれたのです。

 

 

そして内なる声が聞こえたんです。

今までの苦労はこのときのことを知るために

必要な時間であったということ。

 

そして心に傷を負うほどの事故も

そのことがあったことでこの場にいるんだということ。

 

 

それらのおかげで今の自分があるのだということ。

 

 

私はこれを

『御陰様』

と呼んでいます。

日本には八百万の神がいてそのうちの一つだと思うんです。

 

いつもは目に見えないけれどいつも近くに寄り添っていて

しかも悩みや不安の影に隠れて姿をなかなか見せてはくれない

そんな神様だけど、御陰様に目を向けたときはじめて

姿を見せ、同時に感謝を教えてくれるんです。

 

パンドラの箱の最後にあった『希望』と同じで

意識して目を向けたときそれに気づくのです。

 

悩みや不安が味方になる方法

 

悩みや不安を感じたときそれを解決しようと行動すると

悩みや不安がきっかけで自分が変わり始めているということ

自分が変わる原因(良い意味で)であることに目を向けるのです。

 

 

悩みや不安は希望・願望を教えてくれているんです。

 

 

そしてその悩みや不安を解消するための行動が

後々の自分の最大の武器になるんです。

 

今あなたが解決したいと思っていること

悩んでいること、不安に思っていることで

行動を起こしていることは『御陰様』が

自分に気づいて!とサインを出しているのだと

思ってみてください。

 

 

悩みや不安を感じたとき

『やった!』と思ってください。

そのときすでに御陰様がサポートしていますから。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

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悩みや不安が味方になる方法②

悩みや不安が味方になる方法②

 

前回のお話はこちらから

 

仕事や人間関係の悩みや不安を感じたことはありませんか?

悩みや不安の大小は人それぞれなのですが『悩むこと』、『不安に感じる』は

誰しもが持っていることだと思うのです。

 

そこで『悩み』や『不安』を消し去るのではなく味方につけてしまおうという話です。

 

悩みや不安が味方になる方法②

 

もくじ

  1. 悩みや不安を具現化する?

  2. 表と裏、始まりと終わり

 

1. 悩みや不安を具現化する?

 

今から四半世紀も前の話です。

20代前半で結婚した私はとんでもなくダメ人間でした。

遡ると子供のころからになってしまうので割愛しますが

本当にダメダメなやつで仕事もまともにしない絵にかいたような

最低な人間だったと自負しています。

例えば、

仕事を覚えない

さぼり

何かあれば自分のせいではない

 

まぁ言い訳をするならば決して恵まれた環境ではなかったので

自分の進みたい道などあきらめたりいろいろあったのですが

当時は妻に大変な負担をかけていたと思います。

(今もか?)

 

 

そんな私が心を入れ替えたきっかけがあったんです。

 

当時勤めていた会社は先の見えない仕事で給料も上がることもなく

ボーナスもなくなりこのままでは本当先が見えなくなってしまう

そんな不安を抱えていたんです。

 

子供も小さく、仕事面でも給与面でもこのままではまずいと感じ

転職することを妻に伝えたんです。

 

 

そして地元から離れ新しい場所で新しい仕事(新規事業の人員募集)で

心機一転薄汚れた自分の衣を脱ぎ捨て新しく生まれ変わりたい

そう伝えその後20年以上お世話になる外資系企業の面接を受けに行ったんです。

 

運よく採用され(後で聞いたら若者はほぼ採用していたみたい)

地元を離れ心機一転することができたんです。

 

そしてこの転職が今の自分に大きく影響を与えている習慣を身に着けることとなるんです。

 

 

それが、

『書く』

ということだったんです。

 

勉強嫌いでノートをとらない自分がそれをすることはパラダイムシフトが起きるくらいの

変化だったんです。

 

そしてあることに気づくのです。

 

 

それは書いていくことで『何につまづいているのか?』が見えてきている

そのつまづいていることが『悩み』や『不安』のもとになっているということを。

 

頭の中でもやもやしていたものが何となく姿を現してきたとき

そのわからない部分を調べることでその悩みや不安が解消したり低減したりする

ということを実感するようになったんです。

 

人は正体がわからないものにひどく怯えるんです。

けれど、

『幽霊の正体見たり枯れ尾花』

 

本当はこんなのかも?

 

正体がわかれば対応もできますからね。

 

だから『悩み』や『不安』を感じたときはできる限り具現化するのが

味方に引き込む第一歩なんです。

 

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2. 表と裏、始まりと終わり

 

『悩み』や『不安』を書き出した後にすることがあるんです。

 

少し前にネガポジ変換なんてアプリがあったのですが

書き出したものをネガポジ変換してみるんです。

この場合のネガポジはxxしたいやxxになりたいです

 

例えば、以前の私の場合・・・

少し英語ができるけどポーランド人と2人で移動はきつい 

→ もう少し英語が話せるようになりたい

 

『悩み』や『不安』は『願望』や『期待』の裏側にあるもので

必ず『願望』と『期待』とセットになっているんです。

 

 

そして心理学者 小林正観さんはこのように言っています。

 

『始まれば終わる』

『悩み』や『不安』を感じた瞬間に終わりへと進んでいるんです。

 

終わらない?

 

いえいえ、絶対に終わります。

200年後あなたの悩みは無くなってしまうのですから。

今の悩みは必ず終わるんです。

 

あなたがどんなに泣きわめいて『悩み』や『不安』を抱えていたとしてもです。

 

 

ただ、死ぬまで持ち続けるか、終わりを進めるために

ネガポジ変換して『願望』や『期待』に変化させるかは

あなた次第なんです。

 

 

『悩み』や『不安』が『願望』や『期待』と分かったとき

ネガポジ変換してみたときに気づくことがあるんです。

 

その気づきとは・・・

この続きは次回へのお楽しみ。

 

 

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自分の人生に失礼のない生き方をする ③

自分の人生に失礼のない生き方をする

 

 

 もくじ

1. どのように生きていますか?

2. 何が失礼で何が失礼ではないのか?

3. 自分に失礼のないように生きるには?

4.まとめ

 

 

前前回の記事はこちら

前回の記事はこちら

 

3. 自分に失礼のないように生きるには?

 

自分の人生に失礼のないようにする

そう決めたのはいいのですが、さて自分自身に失礼のないように生きるには

一体何をすればいいのか?

 

 

その前に礼についてもう一度説明します。

 

仁・・・人を思いやること、慈しみ。
義・・・人道に従うこと、道理にかなうこと。
礼・・・社会生活上の定まった形式、人の踏み行なうべき道に従うこと。

    敬意を表すこと
智・・・物事を知り、弁えていること。

    正しい判断を下せること。
忠・・・心の中に偽りがないこと、主君に専心尽くそうとする真心。
信・・・言葉で嘘を言わないこと、相手の言葉をまことと受けて疑わないこと。

    信頼すること
考・・・おもいはかること、工夫をめぐらすこと。親孝行すること。
悌・・・兄弟仲がいいこと。

 

 

自分に失礼なこととは、敬意を払わずして

自分を粗末に扱う

ということだったんです。

かといって、

 

(いいよ、いいよ、そんなこそしなくていいよ)

(嫌ならやめちゃえばいいよ)

(みんなやってるから、気にしなくていいよ)

 

と甘やかすことではなく、

すべきことをし為すべきことを成すのです。

 

 

自分の価値を相手に求めすぎると己を二の次三の次にしてしまい

気づいたら他人にいいように扱われ疲弊していたなんてことに

なりかねないのです。

 

 

自分を大事にしない人は他人からも大事に扱われません。

 

貴重なモノって大切に慎重に取り扱うでしょ?

 

一億あげるから目玉をくれって言われてあげますか?

 

心臓与えますか?お金に替えられない宝物なのに

雑に扱うのはもうやめませんか?

 

 

これは本題とは少し離れていますが、

このことを決意したときに自分には自信と勇気が足りない

と思ったんです。(やり遂げることへの)

 

 

なのでその自信と勇気をつけるために

フルマラソンに挑戦したんです。

 

 

そのときはこんな考えがあったのですが、

 

自分の人生を取り戻すことを実行するためには

まず意志が弱い自分を乗り越える必要がある(?)

と思い込んでいたので何か試練を乗り越えたら

壁を超えられるのではないか?

 

しかも自分の意志で最後までやり通したという実績が

絶対に自信につながるんだ!

という変な思い込みで思いついたのがフルマラソンでした。

 

(一番嫌いな運動だけれども、けれど危険は少なそうだし

歩けば何とかなるかもしれないしね)

 

くらいの気持ちでいたんですけど。。。

 

 

 

結果このフルマラソンに挑戦したことで自信と勇気につながったのですが、

大会中には極度の疲労と足腰の痛み、雨による冷えで何度もあきらめそうに

なったのですが、

 

(今ここでリタイヤしたらすべてがダメになる!)

(時間ではなく完走、完歩、ゴールすること)

 

何度も何度も自分に言い聞かゴールできたのです。

 

そして・・・

完走完歩しました。

 

時間 5時間50分

 

 

疲労困憊だったけれど

自分自身にはじめて感謝できたイベントでした。

 

 

生きているから食べられるんだと

生きているから家族と話せるんだと

 

この想いが全身に広がったときに視界が変わったんです。

色が変わって広く見えるようになったんです。

 

そうしたら自分の体がここに連れてきてくれたという想いが

湧き上がる自分を大切にしようと強く思えるようになったんです。

 

 

という話をしたら、

『Mだね。。。』

って言われてしまいましたが・・・

 

 

4.まとめ

 

自分の人生に失礼のな生き方をするには、

自分の都合のいい好きなことだけではなく

時には立ち向かっていくことも必要になります。

 

そのときにうまくできなくてもその勇気を自分自身で

ちゃんと認めてあげること。

自分を自分自身で必要以上に傷つけないこと。

 

 

自分が行きたい場所、見たいモノ、会いたい人

そこへ連れて行ってくれるのは自分自身ですからね。

 

 

 

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自分に失礼のない生き方をする ②

自分の人生に失礼のない生き方をする

 

 

 もくじ

 1. どのように生きていますか?

  2. 何が失礼で何が失礼ではないのか?

 3. 自分に失礼のないように生きるには?

 4.まとめ

 

前回の記事はこちら

 

2. 何が失礼で何が失礼ではないのか?

 

自分の人生に失礼のないようにする

そう決めたのはいいのですが、さて一体何が失礼で何が失礼ではないのか?

(☝これは無礼ですが・・・)

 

その前に礼について説明します。

儒教における教えだそうで、南総里見八犬伝でもこの文字が書かれた

玉を持った侍が活躍します。

 

仁・・・人を思いやること、慈しみ。
義・・・人道に従うこと、道理にかなうこと。
礼・・・社会生活上の定まった形式、人の踏み行なうべき道に従うこと。

    敬意を表すこと
智・・・物事を知り、弁えていること。

    正しい判断を下せること。
忠・・・心の中に偽りがないこと、主君に専心尽くそうとする真心。
信・・・言葉で嘘を言わないこと、相手の言葉をまことと受けて疑わないこと。

    信頼すること
考・・・おもいはかること、工夫をめぐらすこと。親孝行すること。
悌・・・兄弟仲がいいこと。

 

この中でいう『礼』の自分に対して敬意が足りない、

自分を大事にしていないと思ったんです。

 

 

それは、自分にはまだ動かせる手も足もあるのに

何もしていないでそのしない理由を探しそれを正当化しようと

必死になっていると思ったんです。

 

 

それは、行きたいところにもいかず、やりたいこともせず

自分を2の次、3の次くらいにして、それでいて相手が満足しないと

自分のせいにして、それができない自分は価値がないいう言い訳を盾にして

自分を守ろうと必死になっていたんです。

それって本当に自分を粗末に扱ってるんだと思ったら

とんでもなく失礼なことを自分自身にしているんだと

感じたんです。

 

 

自分に失礼なこととは、

自分を粗末に扱う

ということだったんです。

 

 

自分のことを粗末に扱っていませんか?

 

 

次回へ続く。

 

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自分の人生に失礼のない生き方をする ①

自分の人生に失礼のない生き方をする

 

 

 もくじ

 1. どのように生きていますか?

 2. 何が失礼で何が失礼ではないのか?

 3. 自分に失礼のないように生きるには?

 4.まとめ

 

1. どのように生きていますか?

 

スティーブ・ジョブズのスピーチに、

『毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる』

という一節があります。

禅では、

『一日暮らし』

という言葉があります。

 

過去も未来もなくその日一日のみを生きるという意味

 

 

過去に縛られてしまい、将来に希望を見いだせない

今を生きているのに過去に振り回され、来てもいない未来を案じる

そして今しか見ずにその瞬間だけに享楽にふける。

 

そんな人生を歩んできたかのように思っていました。

豊かな暮しを求めて一生懸命に働けど、不安は大きくなる一方で

サラリーが増えることと比例してそれを失う不安や自分を殺していく

生活をするようになっていったんです。

 

 

そうしていなければ価値のない存在であるかのように。

 

 

そんな泥の中を進むような人生に転機が訪れたんです。

 

リーマンショック後に自分を可愛がってくれた元上司がなくなり

その後に自分が会社で管理職になり、その元上司のようになりたいと

一生懸命になっていたときにその時の上司との関係がうまくいかず

心を病むような状態になってしまっていたんです。

 

ある日のこと、前の部署の部下が突然の病気で亡くなったのです。

亡くなる前にICUにてその部下に面会できたのですが

機械によって生命を維持しているその姿は衝撃的でご家族に対して

かける言葉を失い、ただただ頭を下げるしかなかったんです。

 

そのときに自分の中から声が聞こえたような気出したんです。

それは、

 

(このままでいいの?)

 

(お前はまだ手も足も動くんだぞ)

 

今にも消えそうな命の前に対してものすごく失礼な気がする、

そして自分に対してもとんでもな失礼なことをしている、

そのような思いに駆られたのです。

 

この体験がきっかけで心理の世界に飛び込むことになったのですが

その心理学の講座でこの詩に出会いました

 

Tomorrow never comes

(最後だとわかっていたなら)

 

作:ノーマ・コーネット・マレック 訳:佐川 睦

 

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても わかってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたなら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして わたしたちは 忘れないようにしたい

若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

 

 

当時は子供の不登校、妻との関係、仕事の人間関係で

苦しんでいた中で心理学を学びこの詩に出会い

 

(そういえば、おはようも言っていないな)

 

そこに気づいたときに自然に、

 

『おはよう』

って言えていたんです。

 

 

それは会社でも同じで、

 

『ありがとう』

も同時に心から言えるようになっていたんです。

 

 

他人に対しても自分に対しても粗末に扱っていた人生が

その瞬間から人にも自分にも失礼のないように生きようと

決め今に至っているんです。

 

みなさんはどんな生き方をしていますか?

 

 

 

次回へ続く。

 

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