大人の勉強法
明日から英語が必須 その時あなたはどうするか? |
20数年前の話です。
本当にどうしようもない人間からまともな人間に生まれ変わりたく
新規事業の立ち上げ募集に応募しました。
幸いなことにその会社に採用され最終的には管理職になれたのですが
それに至るまでは勉強の日々でした。
例えば化学記号、工具類の使用方法、新しい作業方法やPC操作
他にも問題解決手法、データ分析、コミュニケーションなどなど
挙げたらきりがありません。
生まれ変わったつもりであらゆることを取り組んできた結果
大人の勉強方法ってこれじゃないかとたどり着いたので
このまま腐らせるのももったいないので今回この記事を読んでいただいている
方たちにこっそりお伝えしようと思います。
もくじ 1.論理的に勉強する 2.人に説明する 3.結果はすぐには出ないかも? |
1.論理的に勉強する |
丸暗記で済むような仕事ってないはずなんです。
特に英会話は丸暗記が役に立たないことがほとんどで
臨機応変にしないとドツボにはまってしまいます。
・がむしゃらよりも理屈 |
子供の単純記憶は大人より優れているということもあるのですが
理屈がわからないと使えないことが多々あるのではないでしょうか?
ただただ繰り返しやがむしゃらに暗記するよりも
理屈を理解し繰り返しする方が習得も早くなるんです。
まぁそれでも単語の暗記はがむしゃらにやらないと覚えませんけど
覚え方の理屈を知ることでイメージ力が増し納得できると思うんです。
例えば英語ができない理由として、
1.読めない
2.聞き取れない
の2つがはじめの障害になります。
この2つは密接に関係しているのですが
人は読めない文字は聞き取れないのです。
bird(↓白いハトですが)
読めますよね?
バード、ビー、アイ、アール、ディー
でも、ビー、アイ、アール、ディーを続けて読んでも
バードにはなりません。
そこでアルファベッド読み以外の読み方があることに気づくのです。
私の場合、フォニックスというものを教えてもらい
英語には音読み訓読みのようなものがあってそれを知ると
読めるようになる(聞き取れるようになる)と教わったんです。
ここで音の理屈がわかったので勉強の方法も少し変わったのです。
このようにして理屈がわかると対応する場所が明確になり
次の方向も明確になるということなのです。
もし、がむしゃらにやっていても効果が上がらない人は
理屈を考えてみてはいかがでしょうか?
2.人に説明する |
前回は論理的(理屈)に勉強する話をしました。
この論理的(理屈)を他人に説明することをします。
・説明してみると気付く |
長年勤めていた会社は特殊ガラス製造工場でした。
最初についた仕事は品質管理でそこで初めて分析の仕事をするのですが
今まで見たことのないような分析機器を使うことをしなければなりません。
そしてそれを学び最初は自分だけで済んでいたのですが第3者にそれを自分と同じように
取り扱えるように引き継がなければなりません。
今では当たり前ですが作業標準書を作ってそれを使って説明していくことが
求められたのです。
自分では覚えたつもりのことを他人に説明してみると
『???』
となる場面が出てくると思うのです。
すると今度はそこを調べてまた勉強する。
これってどのケースにも当てはめてみることができるのです。
例えば英文法で名詞、動詞、副詞、形容詞など覚えたとして
形容詞は名詞を修飾する(これすらも忘れていました当時は)
副詞は文、動詞を修飾するという物なんだということを
できる人に聞いてもらうと不足分を教えてもらえることがあります。
これはいきなり使って失敗(言い間違いなど)し傷つく前に
予行練習としてとらえればいいんです。
そのための練習台になってもらう(内緒でも)と失敗の確立が
ぐんと下がって成功体験を増やしていくことができるのです。
実体験でいうと、
嫌々やらされている仕事をどうせ失敗するからと最初からその道を選んで
失敗する通りに行動してやっぱり失敗してしまい、
(ほら、やっぱりうまくいかなかったじゃん)
と負の言い訳で自分を陥れるわけのわからないことをしていました。
嫌な思いをしたくないのに嫌な思いをするやり方をしていたら
やっぱりうまくいくわけがありませんよね?
そんな生き方をしたい人なんているわけないのですから
うまくいく方法をしながらやればいいんです。
大人の勉強方法は、
論理的(理屈を知る)に
覚えたら他人に説明して成功体験を増やす
これに限ります。
3.結果はすぐには出ないかも? |
英語の勉強を始めたとき、最初のゴールはTOEIC700でした。
職務要求事項は720、そのときの実力は280付近・・・
そこにたどり着かなければ降格になるでしょう。
というか外資で英語を話せないのはスタートラインにさえ
経っていないことですからね。
なので必死に勉強をしたのですがTOEICの点数は数10点しか
上がらなかったんです。
年2回のTOEICを必ず受講し進捗を図るのですが
毎回数10点くらいの上昇で自分が目指す領域には
全く手が届きませんでした。
けれどTOEICの点数を振り返ってみたら
当初の235点から400点を超えていたんです。
毎回受講するたびに数10点ずつ上がっているんです。
一気に飛躍する人もいるけれどコツコツと積み上げて
そこにたどり着く人もいるんです。
日本メンタルヘルス協会の衛藤先生の講座で
『雪は最初は解けるけど、そのはじめの雪が道路を冷やし
はじめて積もることができるんです』
と話していました。
桜の花も1年かけて咲くんです。
すぐに芽が出るものはもうすでに下地が
できているからなんです。
それを実感したら英語を話せていて、読めていて
全然だめだったとき比べて成長しているということを
体感したんです。
結果も伴って、
当初の目標には未到達でしたが(退職が決まったので勉強を辞めました)
そこに近づくことはできたんです。
英語ができる人からしたら威張れるようなものではありませんが。。。
この経験から学び方、成長の仕方を今に生かしています。
努力は必ず実るわけではないけれど、
努力したことは自分を裏切らないのです。
子供のころはわからなかったけれど
成長する過程は大人だからわかるのかもしれませんね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
オカダ シュウイチ
|