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不登校が問題ではない

不登校が問題ではない

~本当の問題は一体何か?~

 

不登校というテーマで記事を書いていますが

親御さんへお伝えする内容となっています。

 

子供さんが抱えている問題と

親が抱えている問題は別であること、

親が苦しいのは自分の身に起きていないため

自分自身の苦しみを子供の苦しみと一体化させてしまっている

ということなんです。

 

まずはその切り離しをしてからという話になっています。

 

前回、

不登校は悲劇ではないという話

という記事を書かせていただきました。

 

~一部抜粋~

学校に行かないそのハンデは確かに存在するでしょう。

学校に行かない = 不幸

という図式は正解だとは思わないのです。

 

~中略~

 

けれど、学校に行く過程を別のルートに変更する

ということを選択すると

学校に行く ≠ しあわせ

学校に行かない ≠ 不幸

ということに気づくのです。

 

不登校は悲劇ではなく家族の絆を強くすることもできる

大事なイベントなのかもしれません。

 

今回お伝えする記事は、

不登校が問題ではなくそこに起こる別の問題を

切り離すことを目的として書いています。

 

もくじ

1.なぜ不登校が問題となるのか?

2.本当の問題は一体何か?

3.問題を解消する方法

 

1.なぜ不登校が問題となるのか?

 

『学校に行かない』と『学校に行けない』の二通りの問題があります。

後者は物理的に可能ではないが主となりますが

前者は『意思』が主となります。

 

なので不登校は『学校に行かない』という意思で

あると判断されそれがすべて悪いことのように

思い込まされているのかもしれません。

 

・学校に行かない = 悪?

 

学校に行かないこと = 悪いこと、よくない行い

 → 非行(飛躍しすぎ?)

と考えていませんか?

以前勤めていた会社で英語講師のアメリカ人は日本に住んでいて子供に

学校に行くということを勧めていませんでした。

(こんな考えがあるんですね)

 

また、

行かない = 何もしない

という風にも考えていませんか?

(まぁ今ならゲームをするとなるかもしれませんが)

 

ここには、

学校に行くこと = 正しいこと

学校に行かない = 間違った行為

という図式が見えてくるのです。

 

・自分(親)ができていたからそうするのが当たり前

 

自分がそうしてきたことが普通(当たり前)なので

そこから一歩でも外れてしまうと間違いと思ってしまう

そんなことありませんか?

あなたはそれをどのようにして当たり前に変えてきたのでしょうか?

 

昔と違い今の世の中で私たち親の常識は

今の常識と同じなのでしょうか?

 

 

今のあなたからしたら問題のないことも

当時の自分に照らし合わせてみて

本当に簡単に苦も無くやっていましたか?

 

自分 = 子供 ではありません。

 

・正しいこととは?

 

質問です、

 

・学校に行くことは正しいことですか?

 

学校に行かないから間違ったことをしていると

裁く必要がありますか?

 

正しさを求めすぎるあまり

見えなくなっていることは

ありませんか?

2.本当の問題は一体何か?

 

長々といろいろなことを挙げて書いてみましたが

問題と思ってそこに集中してみるとそれ以外のことが

知覚できなくなってしまいます。

 

この図はルビンの壺(または杯)と呼ばれ

壺か人の顔かを同時に認識できないのです。

 

不登校という問題に集中するあまり

他のことが知覚できなくなっていませんでしょうか?

 

・気がかりなことは何?

 

問題となる出来事が発生したとき

感情が先走りこんな風な結論を出したりしてしまいそうになります。

この考え方は少し感情的で論理的ではありません。

心理学者アルバート・エリスは論理療法で

出来事の受け止め方によって結論が変わると述べています。

 

この出来事の受け止め方が変わると

対処も変わってくるのです。

 

 

 

3.問題を解消する方法

 

ここで注意しなければならない点が2つあります。

 

① 何か出来事がありそのことで深く傷ついているときに改善を求めない

 

人は目の前に不安や悩みがあると解決したくなります。

それは自分自身の問題以外でもそうなるのです。

 

目の前にある自分自身以外の問題を解決したくなるのは

その問題を自分に照らして(意識、無意識に)

不快(不安、いら立ち)を感じてしまうため

それを解決したくなるのです。

 

そして自分の意に反すると裁き始めます。

 

こんなことをするかもしれません

xxしなさい!

そんなことしているとxxになるぞ!

それはxxで、xxじゃない?

だからダメなんだよ・・・

(コミュニケーションを阻害する12のことから)

これをすると一気に関係が悪くなります。

 

② ある程度癒された後に改善を求めないでそのまま放置する

 

今度は前述とは逆に行動を起こす際にそれを止めてしまうことです。

言い換えると過保護にしてしまうことです。

 

・代わりに何かをしてあげる

・行動を起こす前に先回りする

自分で立ち上がることをあきらめてしまう恐れがあるから

このようなことは避ける必要があるのです。

 

・問題を解消する方法

 

不登校ということは問題なのですが

実は不登校が問題ではなくそれにまつわる

不安や悩みが違う問題を作り上げているのかもしれません。

 

 

また、その子自身が行動しなければならない問題は

たとえ親であって変わってあげることはできないのです。

 

 

だから何もしないのではなくサポートすることが

必要なんです。

 

そこには子供を変えるのではなく自分自身(親のあなた)が

変わることが必要なのです。

(親も癒しが必要な時に変化を求めてはご法度ですが)

 

問題を解消するために

1.自分の不安と子供の抱えていることを分ける

2.癒しが必要か行動が必要かを考える

3.子供の行動をサポートする

 

 

より良いコミュニケーションを学べる機会を提供する方たちを

紹介させていただきます。

 

松山繁博さんのブログ

きくまひろこさんのブログ

スズキケンジさんのHP

 

もちろん私(オカダ シュウイチ)もその一人です。

私のHPはこちらから

 

 

少しでも何かのヒントになりますように。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

オカダ シュウイチ

 

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