逃げてもいいときの話

逃げてもいいときの話

 

逃げるが勝ちの正しい使い方

 

某有名アニメのセリフ

さて、私たち世代は

 

男は泣くもんじゃない

歯を食いしばれ

我慢しろ

頑張れ

逃げるんじゃない

 

という刷り込みをされてきました。

いわゆるスポコン世代で親や祖父母の時代は戦争体験者で

特にど根性論を叩き込まれてきたものです。

 

運動中は水を飲むな!

給食を最後まで食べなければ帰さない!

教師による体罰(ビンタ、殴るける)

っていうのもありましたね。。。

 

今は変わって、

好きなことだけ

ということで無理しなくてもいいんじゃない?

というような風潮でもあると思われます。

 

今回の話は、

『好きなことだけをやる』

という意味を履き違えた嫌なことは全くしない

という都合のいい解釈ではなく全力で突っ走ってきたけれど

本当に望まないことにぶつかってぶっ倒れない

上手な逃げる方法をお伝えしたいと思います。

 

もくじ

1.嫌なことから逃げること

2.好きなことだけやっていると

3.逃げるが勝ちの正しい使い方

 

1.嫌なことから逃げること

 

・嫌なことって?

 

サラリーマン時代の話です。

 

部下に仕事の依頼をしたときのこと

 

登場人物

私: 職長(当時)

部下:ベテラン若手(主力社員)

 

『xxを試したいのでやってもらえるかな?』

(それは上司や技術部門と協議をした内容の実験でした)

部下

『嫌ですよ、責任取れないですよ!』

 

『嫌ですじゃなくって、仕事の指示だから』

部下

『僕は絶対にやりません!』

『他の人に言ってください!』

 

 

犯罪をしろとかという指示ではなく実験の指示だったのですが

その部下の望まないという理由で断りというより拒絶をする

 

どんなに理論や工程を説明しても相手が拒絶すれば

もうその先に進まないので別の部下に依頼をしました。

 

結果、実験は成功するのですがその部下への仕事の依頼はほぼしないようになり

他の部下に仕事を回して成果を上げる結果となっていくのでした。

 

 

・嫌だから断ると・・・

 

これもサラリーマン時代のこと

 

Aさんはベテランで教育係を任命されました。

 

しかし、Aさんはその辞令を断りました。

主な理由として英語が苦手なことを理由に辞退したのです。

 

 

結果として上司からの評価がなくなってしまい査定にも影響が出ることになりました。

サラリーマンである限り辞令を辞退することはこのようなことが起こると

想定できますが、Aさんはそれを承知で辞退しました。

 

 

これとは別件ですが、あるプロジェクトに召集されたメンバーが

様々な不平を言い始め、しまいにはその件を嫌々やっているような発言をしたため、プロジェクトから外すことをしました。

 

この件で新たに参加したメンバーはプロジェクト終了後、表彰されることとなり

この件で査定、評価も上がったということがありました。

 

2.好きなことだけやっていると

 

前述とは逆に好きなことだけをやっていた場合はどうでしょうか?

 

・機会を失うかも?

 

私の場合ですが、サラリーマン時代に交代勤務の班長をしていたときのことです。

 

2年たったある日、上司より日勤への異動辞令(事前通達)があり、

そこは生産支援の仕事で花形職場のサポートがメインの場所でした。

 

掃除、床の補修などなど雑務を含む便利屋のような業務でしたが

そのチームリーダーになったおかげで様々な勉強をする機会を得ることができました。

 

話しは変わって私と同じように異動辞令が出た者がいましたが

それを辞退したことによって評価、査定に影響が出るという事態になってしまいました。

 

 

もう一つの事例として、

副班長が班員に掃除のサポートを要請した際に、

『僕にそれをやらせるの?』

『・・・』

 

結果、面従腹背の後に上司に直談判し現場から締め出されてしまう

という事態になった者もいました。

 

外資系企業だったのにもかかわらず現場がいいのでそのままでいい

(本当は英語が苦手でそれを隠すため)

という理由をつけたり、交代手当てがなくなってしまうのが嫌なため

日勤への異動を逃げ回るという輩もいたくらいなのですが。。。

 

 

その逃げた先には行き止まりしかないのに

目の前のことにしか目を向けなかったキリギリスのような

結末を迎える人もいたのです。

3.逃げるが勝ちの正しい使い方

 

結論から言うと好きなことをやるためには

苦手なことをやる必要があり、好きなことだけをやっても

その瞬間の快楽しか得られず望む結末を迎えることは

難しくなるということなのです。

 

が、

 

好きなことをするために、

しなくてもいい嫌なことしてしまう

という罠に陥ってしまうことがあります。

 

 

自分で決めてやることはいいのですが

嫌なことを押し付ける(その人が嫌なので押し付ける)

そしてそれを悪いことのように罪悪感を与えてコントロールする

そんな輩に対しては『No』ということをしなければなりません。

 

 

ただし、ストレートに『No』はだめです。

特に相手が上司だった場合には自分の立場を危うくしてしまいます。

 

その為、うまく逃げる方法を準備する必要があるのです。

 

1.代替案を提示する

長い会議(先が見えない)でよくやるのが

『先ほどから停滞しているように見えるのでいったん休憩しませんか?

もしだめなら、トイレに行かせてもらえませんか?』

(相手に選択肢を与えることで立ててもらえた気になるから)

 

2.責任転嫁する

プロジェクトの業務をやらないメンバーに責任を擦り付けたことがあります。

それには確実に報連相をして自分ができる最大限までやってその結果第三者が

やらなければそれに責任転嫁をします。

『これだけやってもやらないのは手の打ちようがありませんね』

こんなことを言って上司を動かしたことがあります。

 

3.きっぱりと断る

最終手段ですが相手が人格否定や犯罪行為など引き受けたら

自分にとってマイナスでしかないことはきっぱりと断勇気が必要です。

無理な残業を強いる、精神的に追い込むような輩には

反撃をしていいんです。

肉体的な反撃ではなく拒否する、拒絶するすることが

必要なんです。

 

自分が壊れるような残業などの仕事なんてやらなくていいんです。

もしやらなくてつぶれるような会社はもともとそこまでなんですよね。

 

 

自分を傷つけようとする、馬鹿にする、粗末に扱う

そんなものにはきっぱりと『No』と言ってその場を去りましょう。

 

お断りします

 

三十六計逃げるに如かず

逃げるのも作戦のひとつです。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

オカダ シュウイチ

 

 

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