自分自身の強みを知る 3つの質問 ①
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突然ですが、
自分の強みを3つ以上挙げることができますか?
サラリーマン時代に採用面接を含めて延べ400人近くの方と面接面談をしてきました。
また退職後は100何十人の手相を拝見してきて気づいたのですが、
その方の強み、セールスポイント(自己認識)を持ち合わせている
のにもかかわらずそこに気づいていない場面に遭遇することが多々ありました。
私も20数年勤めた会社を辞めたあと、再就職のために職務経歴書を書いた際
過去どのようなことをしたかを書くことはできたのですが
それが自分の強みと受け入れていなかった記憶があります。
他人に教えられて自分の強みに気づくことの方が多かったのです。
そこで私もその点では苦手な方なので、良し悪しを抜いた自分を客観的に見る
3つの質問をお伝えしたいと思います。
特に自分探しをしても見つからない方必見です。
これから面接など自己紹介などにも使える内容だと思っています。
もくじ 1. なぜ自分を客観視できないのか? 2. 弱点は強み? 3. 自分の強みを知る3つの質問 4. まとめ |
1. なぜ自分を客観視できないのか? |
まずはじめに、ジョハリの窓というモノがあります。
これはコミュニケーションを円滑にするフレームワークとして活用されていますが
もしあなたが無人島にいたのであればこの窓は全く無視してください。
人と関わらないということで未開の地、無人島にいる人に他者とのかかわりを解いても
仕方がない話となってしまいます。
そもそも自分の強みをと考えるときは他人の中にいる場面ではないでしょうか?
また、そのような場面は面接だけなんて思っていませんか?
(面接のときに自分探しをしていたら手遅れですけどね)
私が考えるに、会社では面接以外にプロジェクトで人選をする場合やグループで活動する際に
その強みが発揮されるのだと思うのです。
また人間関係にも大きく作用しているとも考えています。
ということで、まずはこの図をご覧ください。
自分探しをする人はこのジョハリの窓でいうところの『未知の窓』を
追い求めているのではないでしょうか?
誰も知らないのということは自分も含まれているので
もしかしたら何もないのかもしれません。
つまりここには客観的な要素がないため探しても見つかるわけがないのです。
この『未知の窓』は新たな人との出会いが発見の手掛かりになるかもしれませんので
その場にいても見つからないからここの探索は後回しにしましょう。
次に、『秘密の窓』これが厄介で、
(本当は・・・)
隠しておきたい恥ずかしい過去の出来事、
嫌われてしまうかもしれないという思い、
他人と比べると自分なんて・・・
というネガティブな発想が強い場合、自分の良さや強みを
主観的にしか見れなくなり何をしても評価の低い点をつけ
自分を貶めているでしょう。
なぜこうなってしまうのか?
一つには育ってきた環境で、我々日本人は特に謙虚を美徳として
自分を蔑むとまではいかないのですが良い点を持っていることを
他人に伝えることを『恥』として教育されているからではないでしょうか?
学校でも親にも自分のセールスポイントをうまく伝えられていない
(というかその方法がわからない?)
のではないのでしょうか?
もし恥ずかしいということではなく、自分を表現するということが
できたとしたら、周りもそれが当たり前だと受け入れているとしたら
自分の強みを見つけ、受け入れていけるのではないでしょうか?
そんなことをしている動画がいかにあります。
この動画に出会ったのは日本メンタルヘルス協会講座の中でした。
香葉村真由美先生はメンタルの卒業生で、先生が体験したことがきっかけで
このキラキラ朝礼をするようになったそうです。
動画の中で子供たちは朝礼をすることで変わったことを発表します。
それは自己認識、自己受容を高め、最初にお伝えしたジョハリの窓の
『開放の窓』を広げるのだと思うのです。
この『開放の窓』を広げるには客観視をするために
恥という概念を、持っているモノを数えるということに
シフトチェンジする必要があるのです。
まずは主観でもいいので『あるもの』をただ書き出す
そんなところから始めていくのです。
次回へ続く。
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