月別アーカイブ: 2018年11月

良いこと悪いことの割合

良いこと悪いことの割合

 

 

朝の占いを見てベスト1になったらその日はいい日で

ワースト1になったら悪い日とその日のスタートを占いにゆだねて

その日に起きたことをその占いに結び付けて

 

『今日の占い、1位だから♡』

『今日は占い最悪だったから・・・』

とかなんとか言って過ごしていませんか?

 

特に嫌なことがあったときの言い訳(?)にしがちになって

すべてに関連付けてしまいさらに落ち込むことなんて

あるかもしれませんよね?

 

そんな占いを見ながらふと思い浮かんだのですが

良いことと悪いことの割合ってどうなのだろうか?

 

今回はそんな疑問をテーマに進めていきます。

 

もくじ

1.良いこと、悪いこと

2.コイントスの確率の話

3.モノの見方、出来事のとらえ方

 

1.良いこと、悪いこと

 

生きていれば気分のいいことや、嫌な気分になることもあります。

 

ケンカをしたりすることもあるでしょう。

仕事をしていれば失敗して怒られたり、協力を得られず

うまくいかなかったりなんてこともあるのだと思うのです。

 

ものすごい失敗をしてしまったとき、

(あぁ、なんて自分はダメなんだ↷)

とこの世の終わりのような気分になってしまうことさえあります。

 

確かにその瞬間は最悪で最もつらい時間になると思います。

ですがどうでしょうか?その前の時間帯は最悪だったでしょうか?

 

さらに言うと、

その失敗をした後でリカバリーができたとしましょう。

その瞬間も最悪なのでしょうか?

 

 

少し話が変わりますが、

『自分の人生はついていない』

という人がいます。

(過去の私のことか!?)

 

そんな人は人生の意味付けを、

『いいこと、悪いこと』

または、

『うれしいこと、悲しいこと』

といったように白か黒で判断しているように

していないでしょうか?

 

 

2.コイントスの確率の話

 

もし世の中が、『良いこと』と『悪いこと』の2択であるのならば

片側だけの結果というのは本当なのでしょうか?

 

もし『悪いこと』が6:4の割合であるとしたら

一日の半分以上が嫌なことだけになってしまいますね。

 

そこで統計の話なのですが、

統計学者カール・ピアソンはコイントス 表裏の割合を

実際にコイントスをして検証したそうです。

 

その数、2万数千回・・・

 

結果としてほぼ1/2の確率になったそうです。

 

以前サラリーマンをしていたときに統計的手法成るものを学びました。

そのときに学んだことはデータ数が30以下の場合は統計的根拠が

低くなるということ。

 

何かしらのデータを取るならばデータ数を多くとることが必要なんです。

100個の物を作るときすべての検査をして1つ不良があるとすれば

99個良品と言えますが、100個の内1つを検査して問題ないと

することは大変危険なことだということなんです。

 

 

この話はサラリーマン時代のことです。

 

 

私は工程検査員をしていたとき

ある特定のメンバーのときにそれは起こりました。

彼が検査をする際は不良が0になるのです。

 

5人メンバーがいて彼だけ0(ゼロ)

彼の代わりに検査員が入ると不良が出る。

 

そう、彼はズルをして良品を検査していたのです。

まぁ、そんな悪事はすぐにばれましたが・・・

 

3.モノの見方、出来事のとらえ方

 

モノづくりにおいて検査する際は不良を見つけようと

言い換えれば不良があるを前提にしているといえます。

 

最初からか悪いもの(欠陥)を探すのだから

すぐに目がいくのは当たり前ということになります。

 

悪いものに意識が言っているとき良いものには意識がいかず

というか見えないのですが、それ故に悪いところにしか

意識がいかなくなるのです。

 

このように善し悪しの2択であるならばこのような

結果になるかもしれません。

 

が、

実際は・・・

生きている時間の中で善し悪しは一瞬の出来事なんです。

 

1日24時間を分にすると1440分その中の何分の出来事なのでしょうか?

これを1月(30日)だと43200分で1年では525600分

さらに自分の年齢では???

 

出来事の時間/自分の年齢(分)で考えてみると・・・

 

 

膨大な時間の中でほんの一瞬火花のような出来事に引っ張られ

ほぼ何もない(安心な)人生を過ごしているのに

どうして良いこと、悪いことの2つで決めようとするのか

勿体無いと思いませんか?

 

 

私の子供のころはとてもつらい経験を過ごしましたが

今の年齢を分にしてそのつらい瞬間を分にしてみたとき

大したことがないと感じることができました。

 

 

確かに渦中にいるときはそれが見えず、感じられず苦し思いをするでしょう。

けれど、一日を分にしてその火花の時間を数字に表してみたら一日の中でも

本当に一瞬でしかないことに気づくのです。

 

 

これとは逆に良い思い出も火花のように感じてしまうかもしれませんが

その一瞬の火花のようなはかないことを大切に感じることもできるのです。

 

 

モノの見方をほんの少しだけ変えてみると

全く違う景色が見れるのです。

 

 

本当に良いことは何もないことなんですよね。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

オカダ シュウイチ

 

 

 

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逃げてもいいときの話

逃げてもいいときの話

 

逃げるが勝ちの正しい使い方

 

某有名アニメのセリフ

さて、私たち世代は

 

男は泣くもんじゃない

歯を食いしばれ

我慢しろ

頑張れ

逃げるんじゃない

 

という刷り込みをされてきました。

いわゆるスポコン世代で親や祖父母の時代は戦争体験者で

特にど根性論を叩き込まれてきたものです。

 

運動中は水を飲むな!

給食を最後まで食べなければ帰さない!

教師による体罰(ビンタ、殴るける)

っていうのもありましたね。。。

 

今は変わって、

好きなことだけ

ということで無理しなくてもいいんじゃない?

というような風潮でもあると思われます。

 

今回の話は、

『好きなことだけをやる』

という意味を履き違えた嫌なことは全くしない

という都合のいい解釈ではなく全力で突っ走ってきたけれど

本当に望まないことにぶつかってぶっ倒れない

上手な逃げる方法をお伝えしたいと思います。

 

もくじ

1.嫌なことから逃げること

2.好きなことだけやっていると

3.逃げるが勝ちの正しい使い方

 

1.嫌なことから逃げること

 

・嫌なことって?

 

サラリーマン時代の話です。

 

部下に仕事の依頼をしたときのこと

 

登場人物

私: 職長(当時)

部下:ベテラン若手(主力社員)

 

『xxを試したいのでやってもらえるかな?』

(それは上司や技術部門と協議をした内容の実験でした)

部下

『嫌ですよ、責任取れないですよ!』

 

『嫌ですじゃなくって、仕事の指示だから』

部下

『僕は絶対にやりません!』

『他の人に言ってください!』

 

 

犯罪をしろとかという指示ではなく実験の指示だったのですが

その部下の望まないという理由で断りというより拒絶をする

 

どんなに理論や工程を説明しても相手が拒絶すれば

もうその先に進まないので別の部下に依頼をしました。

 

結果、実験は成功するのですがその部下への仕事の依頼はほぼしないようになり

他の部下に仕事を回して成果を上げる結果となっていくのでした。

 

 

・嫌だから断ると・・・

 

これもサラリーマン時代のこと

 

Aさんはベテランで教育係を任命されました。

 

しかし、Aさんはその辞令を断りました。

主な理由として英語が苦手なことを理由に辞退したのです。

 

 

結果として上司からの評価がなくなってしまい査定にも影響が出ることになりました。

サラリーマンである限り辞令を辞退することはこのようなことが起こると

想定できますが、Aさんはそれを承知で辞退しました。

 

 

これとは別件ですが、あるプロジェクトに召集されたメンバーが

様々な不平を言い始め、しまいにはその件を嫌々やっているような発言をしたため、プロジェクトから外すことをしました。

 

この件で新たに参加したメンバーはプロジェクト終了後、表彰されることとなり

この件で査定、評価も上がったということがありました。

 

2.好きなことだけやっていると

 

前述とは逆に好きなことだけをやっていた場合はどうでしょうか?

 

・機会を失うかも?

 

私の場合ですが、サラリーマン時代に交代勤務の班長をしていたときのことです。

 

2年たったある日、上司より日勤への異動辞令(事前通達)があり、

そこは生産支援の仕事で花形職場のサポートがメインの場所でした。

 

掃除、床の補修などなど雑務を含む便利屋のような業務でしたが

そのチームリーダーになったおかげで様々な勉強をする機会を得ることができました。

 

話しは変わって私と同じように異動辞令が出た者がいましたが

それを辞退したことによって評価、査定に影響が出るという事態になってしまいました。

 

 

もう一つの事例として、

副班長が班員に掃除のサポートを要請した際に、

『僕にそれをやらせるの?』

『・・・』

 

結果、面従腹背の後に上司に直談判し現場から締め出されてしまう

という事態になった者もいました。

 

外資系企業だったのにもかかわらず現場がいいのでそのままでいい

(本当は英語が苦手でそれを隠すため)

という理由をつけたり、交代手当てがなくなってしまうのが嫌なため

日勤への異動を逃げ回るという輩もいたくらいなのですが。。。

 

 

その逃げた先には行き止まりしかないのに

目の前のことにしか目を向けなかったキリギリスのような

結末を迎える人もいたのです。

3.逃げるが勝ちの正しい使い方

 

結論から言うと好きなことをやるためには

苦手なことをやる必要があり、好きなことだけをやっても

その瞬間の快楽しか得られず望む結末を迎えることは

難しくなるということなのです。

 

が、

 

好きなことをするために、

しなくてもいい嫌なことしてしまう

という罠に陥ってしまうことがあります。

 

 

自分で決めてやることはいいのですが

嫌なことを押し付ける(その人が嫌なので押し付ける)

そしてそれを悪いことのように罪悪感を与えてコントロールする

そんな輩に対しては『No』ということをしなければなりません。

 

 

ただし、ストレートに『No』はだめです。

特に相手が上司だった場合には自分の立場を危うくしてしまいます。

 

その為、うまく逃げる方法を準備する必要があるのです。

 

1.代替案を提示する

長い会議(先が見えない)でよくやるのが

『先ほどから停滞しているように見えるのでいったん休憩しませんか?

もしだめなら、トイレに行かせてもらえませんか?』

(相手に選択肢を与えることで立ててもらえた気になるから)

 

2.責任転嫁する

プロジェクトの業務をやらないメンバーに責任を擦り付けたことがあります。

それには確実に報連相をして自分ができる最大限までやってその結果第三者が

やらなければそれに責任転嫁をします。

『これだけやってもやらないのは手の打ちようがありませんね』

こんなことを言って上司を動かしたことがあります。

 

3.きっぱりと断る

最終手段ですが相手が人格否定や犯罪行為など引き受けたら

自分にとってマイナスでしかないことはきっぱりと断勇気が必要です。

無理な残業を強いる、精神的に追い込むような輩には

反撃をしていいんです。

肉体的な反撃ではなく拒否する、拒絶するすることが

必要なんです。

 

自分が壊れるような残業などの仕事なんてやらなくていいんです。

もしやらなくてつぶれるような会社はもともとそこまでなんですよね。

 

 

自分を傷つけようとする、馬鹿にする、粗末に扱う

そんなものにはきっぱりと『No』と言ってその場を去りましょう。

 

お断りします

 

三十六計逃げるに如かず

逃げるのも作戦のひとつです。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

オカダ シュウイチ

 

 

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